離れて暮らす親と「相続」の話ができない…を解決!遠距離でも心が通うオンライン対話術と切り出し方

「久しぶりに帰省したら、親が急に小さく見えた」。離れて暮らす私たちにとって、親の老いは切実な問題です。
そろそろ「相続」や「これからの生活」について話さなきゃ…と思いつつ、「電話で急にお金の話をして、機嫌を損ねたらどうしよう」「次の帰省まで待っていたら遅いかもしれない」と、不安を抱えていませんか?
実は、相続の実務現場では、物理的に離れているからこそ、「オンライン」を活用して冷静に、感情的にならずに話し合いを進めるご家族が増えています。
対面だとつい甘えや遠慮が出ますが、画面越しなら適度な緊張感を持って「大切なこと」に向き合えるのです。
本記事では、多くの相続相談に立ち会ってきたFPの視点から、ITが苦手な親御さんでも無理なく始められる「遠距離相続対話の技術」と、具体的な「切り出し方」をお伝えします。距離の壁を越えて、親子の安心をつくる一歩を踏み出しましょう。
なぜ「遠距離×相続」は難易度が高いのか?3つの「見えない壁」
離れて暮らす親との相続の話がなかなか進まないのは、あなたの努力不足ではありません。
実は、物理的な距離があることで発生する「3つの見えない壁」が、コミュニケーションを阻害しているからです。
まずはこの壁の正体を理解することが、解決への第一歩です。多くのご相談者が直面している「遠距離ならではの落とし穴」について解説します。
【情報の壁】電話だけでは「親の本当の顔色」と「家の荒れ具合」が見えない
結論から言うと、電話やLINEのテキストだけでは、親の「本当の老い」や「判断能力の低下」には気づけません。
「元気?」と電話で聞けば、親は子供に心配をかけまいと反射的に「元気だよ」と答えてしまうものです。声の張りだけでは判断できない情報が、実はたくさん抜け落ちています。
相続や介護の話をするには、親の健康状態や生活能力を正確に把握する必要があります。しかし、音声だけのやり取りでは、以下の重要なサインを見逃してしまいます。
- 話を聞いている時の、うつろな表情や困惑した顔つき
- 部屋の隅に溜まったホコリや、未開封のまま積みあがった郵便物(督促状など)
- 同じ話を繰り返していることへの自覚のなさ
実際に私が担当したご相談でも、「毎週電話していたから大丈夫だと思っていた」という方が、久しぶりに帰省して愕然とされたケースがありました。冷蔵庫の中が賞味期限切れだらけだったり、重要な保険の満期案内が放置されていたり…。
「視覚情報」が遮断されている電話だけのコミュニケーションでは、親のSOSや、相続の話を切り出すべき「タイミング」を見誤ってしまうリスクが非常に高いのです。
【感情の壁】たまの帰省は楽しく過ごしたい…が招く「先送り」の罠
遠距離の子世代が最も陥りやすいのが、「せっかくの帰省だから、暗い話はしたくない」という心理的バイアスです。
お正月やお盆など、限られた帰省の時間は家族団らんの貴重なひとときです。
久しぶりに会う孫の顔を見て喜んでいる親に対して、「死んだ後の話」や「財産の話」を切り出すのは、まるで冷水を浴びせるような罪悪感を伴います。「今は楽しそうだから、また今度でいいか」と先送りしてしまうのは、人として自然な感情です。
しかし、この「優しさによる先送り」が、相続においては致命傷になることがあります。
認知症は突然進行することもありますし、転倒などの怪我で急に意思疎通が難しくなることもあります。
「次に帰った時には、もうまともな話し合いができなかった」と後悔される方を一人でも減らしたい。
だからこそ、帰省という「ハレの日」にすべてを詰め込むのではなく、日常の中に「話し合いの場」を設ける工夫(=オンライン活用)が必要なのです。
【物理の壁】書類探しや通帳確認が即座にできないもどかしさ
最後に立ちはだかるのが、物理的な距離による「事務作業の遅れ」です。
相続の準備には、現状の資産(預貯金、不動産、保険など)を把握する作業が欠かせません。
同居や近居であれば「ちょっと通帳見せて」と一緒に探すことができますが、遠距離ではそうはいきません。
「あそこの引き出しにあるはず」と電話で指示しても、親が見つけられなかったり、そもそも探すのを億劫がったりして、一向に進まないのです。
「通帳が見つからないから、また今度探しておくね」と言われて数ヶ月放置される…。これは遠距離相続の「あるある」です。
この物理的な距離を埋めるためには、単に会話をするだけでなく、「同じ資料を、同じタイミングで見る」ためのツールや工夫が不可欠になります。
次章からは、この物理的な壁をデジタルの力でどう乗り越えるか、具体的な準備についてお話しします。
【事前準備】ITが苦手な親でも成功する「アナログ×デジタル」のハイブリッド準備

「うちの親はガラケーだし…」



「スマホに変えたばかりでLINEも怪しい…」
そんな状態でオンラインでの話し合いなんて無理だ、と諦めていませんか?
実は、遠距離相続の対話を成功させる秘訣は、すべてをデジタル化することではありません。
いきなり高度なことを求めず、親御さんのペースに合わせた準備のステップをご紹介します。
いきなりZoomはNG!まずは「資料の郵送」から始める(同じ資料を手元に置く重要性)
オンライン会議というと、カッコよく画面共有をして資料を見せる姿を想像するかもしれませんが、親御さん相手にいきなりそれはNGです。
高齢の方にとって、「光る画面の文字を読む」のと「紙の資料を読む」のとでは、情報の理解度が全く異なります。
慣れないビデオ通話の操作に緊張している状態で、さらに小さな画面上の文字を追わせるのは、親御さんの脳に過度なストレスを与えます。「よくわからないから、もういい!」と拒絶反応を引き起こす最大の原因になりかねません。
私が同席したケースでも、事前に資料を郵送し、「お父さん、手元の資料の3ページ目を開いて」と電話や画面越しに誘導するスタイルのほうが、圧倒的に話し合いがスムーズに進みました。
「同じ紙が手元にある」という安心感は絶大です。画面はあくまで「顔を見て安心するため」のものとし、議論は「手元の紙」で行う。このアナログ×デジタルのハイブリッド方式が、IT苦手世代との対話における最適解です。
親のスマホ設定は「帰省時」か「近くの孫・兄弟」に頼るのが近道
ZoomやLINEビデオ通話の設定を、電話口で親に説明しようとして喧嘩になった経験はありませんか?
「右上のアイコンってどれ!?」「変な画面が出た!」といったやり取りは、お互いの体力を消耗させるだけです。遠隔での設定サポートは諦め、「設定済みの状態」を作ることに全力を注ぎましょう。
相続の話し合いをする前に、IT操作のイライラで親子関係が悪化しては本末転倒です。
親御さんにとって必要なのは「設定の知識」ではなく、「ここを押せば子供の顔が見られる」という結果だけです。
最も確実なのは、次回の帰省時にあなたが設定を済ませてくることですが、それが難しい場合は、実家の近くに住む「孫(あなたの子供や甥・姪)」や「ITに強い親戚」を頼ってください。
「おばあちゃん、スマホの設定してあげてくれない? お小遣いあげるから」と頼めば、孫世代なら5分で解決します。
もし誰もいない場合は、地域の携帯ショップの「スマホ教室」やサポートサービスを利用するよう促すのも一つの手です。「準備」と「本番(話し合い)」を切り分けることが、成功への近道です。
アポ取りの魔法の言葉「〇〇(孫)の顔も見せたいし、大切な相談がある」
環境が整ったとしても、いきなり「相続の話があるからビデオ通話しよう」と切り出すのは無粋ですし、親も身構えてしまいます。
アポイントメントを取る際は、「親が断れない(断りたくない)理由」と「こちらが下手(したて)に出る姿勢」を組み合わせるのがポイントです。
親にとって、相続の話は「死の準備」であり、あまり気が進まないものです。しかし、「孫の顔を見る」「頼られている子供の相談に乗る」というのは、親としての喜びや自尊心を満たすポジティブなイベントになります。
具体的には、以下のような誘い方が効果的です。
「久しぶりに〇〇(孫)の顔も見せたいから、ビデオ通話しない? ついでに、これからのことでお父さんに相談したいこと(アドバイスをもらいたいこと)があるんだ」
ここでのポイントは、「相続の話」と言わずに「相談」と言うことです。
「管理しようとしている」のではなく、「親の知恵を借りたい」というスタンスを見せることで、親御さんは「よし、話を聞いてやるか」と、前向きな気持ちで画面の前に座ってくれるようになります。
【実践編】画面越しだからこそ冷静に話せる!相続会議の4ステップ
準備が整い、いよいよオンライン通話が繋がりました。「元気?」の挨拶のあと、どう本題に入ればいいのでしょうか?
対面だとダラダラと世間話をしてしまいがちですが、オンラインには「時間」と「画面」という枠があります。
この枠を利用して、ビジネス会議のようにステップを踏んで進めるのが成功のコツです。私が推奨する「4ステップ」をご紹介します。
【導入】世間話は短めに。目的は「親の安心と守ること」と宣言する
久しぶりに顔を見ると話が弾みますが、冒頭の世間話は5分~10分程度で切り上げましょう。そして、改まってこう切り出します。
「今日時間を作ってもらったのは、お父さん(お母さん)がこれからも安心して暮らせるように、一度きちんと話をしておきたかったからなんだ」
会話の目的を「相続(誰がもらうか)」ではなく「親の老後の安心(どう守るか)」に設定するためです。
ダラダラと話し続けると、親は「単なるお喋り」というモードから抜け出せず、真剣な話題への切り替えが難しくなります。
私たちFPが相談に入る際も、必ず冒頭で「今日のゴール」を共有します。
「お金の話」と言われると親は警戒しますが、「あなたが詐欺に遭わないか心配」「入院した時に困らないようにしたい」という「あなたを守るための会議」であると宣言されれば、親も「自分のために考えてくれているんだな」と聞く耳を持ってくれます。
【共有】画面共有で「家系図」と「資産一覧(仮)」を見せ、視覚で認識させる
もし親御さんが画面を見ることができる環境(タブレットやPC、あるいはテレビ接続)であれば、Zoomなどの「画面共有機能」を使って、家系図や資産一覧(事前に作成したもの)を映し出してください。
(※親御さんの画面が小さい場合は、事前に送った「紙の資料」の何ページ目を見るか指示してください)
口頭で「預金はどうなってる?」「家の権利は?」と聞くと、まるで尋問されているような圧迫感を与えます。しかし、図や表という「客観的なデータ」を間に挟むことで、感情ではなく「事実」に目を向けさせることができます。
人間は、耳からの情報よりも目からの情報のほうが、冷静に処理できる傾向があります。
「家系図」を見せながら「もしお父さんに万が一のことがあったら、相続人は誰と誰になるか知ってる?」とクイズ形式で問いかけると、意外と親自身も現状を理解できていないことに気づきます。「親と一緒に図を指差し確認する」という共同作業が、対立構造を解消します。
【本題】「もしもの時、誰に何を託したい?」録画機能を「メモ代わり」に活用
人の記憶は曖昧です。「言った、言わない」のトラブルは相続で最も多い争いの原因です。
また、録画ボタンを押すことで、良い意味での「緊張感」が生まれ、お互いに感情的な暴言を吐きにくくなる効果もあります。
録画を提案する際は、「監視するため」と思われないよう注意が必要です。
「お父さんの大事な想いを、私が聞き間違えたり忘れたりしないように、メモ代わりに録画してもいいかな?」と伝えてください。これなら、親へのリスペクトを示しつつ、将来の「遺言書作成」の際の貴重な資料として残すことができます。
【締結】結論を急がない。次回の日程を決め、定期的な「見守り会議」にする
初回の会議で「遺産分割の配分」まで決めようとしてはいけません。最初のゴールは「現状の共有」と「次回の日程決め」だけで十分です。
相続の話はエネルギーを使います。高齢の親にとって、長時間シリアスな話をするのは酷です。「疲れたからもういい」と心を閉ざされては元も子もありません。
「今日はここまでにしておこう。次は来月の〇日に、今度は保険のことだけ確認しようか」と、細かくテーマを区切って継続することが重要です。
これを「親の見守り会議」としてルーティン化できれば大成功です。「毎月第1日曜はオンラインで話す日」と決めてしまえば、親の認知機能の変化にも気づきやすくなり、まさに一石二鳥の親孝行になります。
遠距離は「ハンデ」じゃない!兄弟姉妹で分ける「介護」と「事務」の役割
「実家の近くに住んでいる兄(姉)に任せきりで申し訳ない…」
遠距離にお住まいの方の多くが、このような罪悪感を抱えています。しかし、相続や介護において、距離が離れていることは必ずしもハンデではありません。
むしろ、距離があるからこそ冷静にこなせる「重要な役割」があります。
近くの兄弟は「身体的ケア」、遠くの私は「事務・金銭管理・情報整理」
兄弟姉妹がいる場合、役割を明確に分担しましょう。すべてを平等にする必要はありません。「適材適所」が家族を守ります。
近くに住む兄弟には、どうしても「通院の付き添い」や「緊急時の駆けつけ」「食事の世話」といった身体的な負担(肉体労働)が偏ります。
対して、遠距離のあなたは、インターネットや郵送を駆使した「事務・金銭管理・情報整理(頭脳労働)」を一手に引き受けてください。
近くにいると、日々の世話に追われ、冷静な資産管理や制度の調査まで手が回りません。
一方で、物理的な距離があるあなたは、親の「日常の愚痴」に直接さらされる機会が少なく、客観的な視点を保ちやすいポジションにいます。
具体的には、以下の業務をあなたが担当します。
- 介護施設や制度のリサーチ
- 親の預金残高や保険契約のリスト化(Excel管理など)
- 相続税がかかりそうかのシミュレーション
- 兄弟間での情報共有ハブ役
「兄さんは体を動かしてくれているから、面倒な手続きや書類作成は全部私がやるね」と宣言してください。これで罪悪感は解消され、近くの兄弟からも「助かる」と感謝される、理想的な協力体制が生まれます。
オンライン会議にFPを同席させる裏技(第三者がいると親も冷静になる)
家族だけで話すと、どうしても昔の喧嘩や感情的なしこりが再燃してしまう…そんな時は、オンライン会議にファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家を同席させるのが特効薬です。
オンラインなら、わざわざ実家に専門家を呼ばなくても、画面の中に招待するだけで済みます。
実際、私たちがオンライン相談に入るだけで、それまで怒鳴り合いをしていた親子が嘘のように冷静になるケースを何度も見てきました。
「専門家の〇〇さんが、今のうちにこれを確認しておいた方がいいって言ってるよ」と、言いにくいことを第三者に代弁してもらうのです。
初回相談無料のFPや、自治体の無料相談などを活用し、一度「他人の目」を入れてみてください。場の空気が劇的に変わります。
デジタル非対応の親へ送る「スマートディスプレイ」という親孝行
もし親御さんがスマホ操作すら困難な場合、最終兵器として「スマートディスプレイ(Amazon Echo ShowやGoogle Nest Hubなど)」をプレゼントすることをおすすめします。
これらは本来AIスピーカーですが、設定次第で「最強の高齢者見守りツール」に化けます。
特に一部の機種にある「呼びかけ機能(自動着信)」を使えば、親が操作しなくても、こちらの操作だけで実家の画面と繋がり、様子を見ることができます。
「スマホの使い方がわからない」という親でも、「置いてある画面に孫の顔が映る」だけなら抵抗はありません。
「おばあちゃん、ご飯食べた?」と話しかけるだけで、安否確認とコミュニケーションが完了します。相続の話をする以前に、まずは「常に繋がれる環境」をハードウェアごとプレゼントしてしまう。これが、遠距離の壁を物理的に破壊する最も手っ取り早い投資です。
よくある質問とその回答(FAQ)
Q1. 親が「遺産なんてないから話す必要ない」と怒ります。どう切り返す?
「お金が欲しいわけじゃない」と強調しましょう。「遺産がないのは分かっているけれど、お母さんが入院したり、家を片付ける時に、どこに何があるか分からないと私が困るの。私が困らないように教えてほしい」と、「子供への愛」に訴えかけてください。親は「子供に迷惑をかけたくない」という言葉には弱いものです。
Q2. オンラインの話し合いで決めたことに法的効力はありますか?
残念ながら、ZoomやLINEで話し合って合意しただけでは法的効力はありません。あくまで「家族の約束」レベルです。法的に有効にするためには、その内容を元に「遺言書(公正証書遺言など)」を作成する必要があります。オンライン会議は、その遺言書を作るための「下準備(合意形成)」の場だと捉えてください。
Q3. ZoomやLINE通話の録画は、盗撮になりませんか?親の許可は必要?
当事者間での録画なので直ちに犯罪になるわけではありませんが、信頼関係を守るために必ず許可は取ってください。「隠し撮り」がバレた瞬間、相続の話し合いは決裂します。「言った言わないで喧嘩したくないから、メモ代わりに撮らせてね」と明るく伝えれば、多くの親御さんは了承してくれます。
Q4. 実家にある通帳や証券が見当たりません。遠隔で探す方法は?
物理的に探せない場合は、郵便物をヒントにします。「銀行や証券会社から届くハガキや封筒を、開けずにそのまま全部ダンボールに入れて私に送って」と頼んでください。また、どうしても不明な場合は、弁護士や司法書士に依頼して「全店照会(名寄せ)」などの調査を行う必要がありますが、まずは郵便物の確保が最優先です。
Q5. 兄弟が非協力的です。私と親だけで進めても後で揉めませんか?
後で揉めるリスクは高いです。ですが、動かない兄弟を待っていては親の老いは止まりません。まずは親とあなたで情報を整理し、「資産一覧表」や「介護方針案」という成果物を作ってください。具体的な資料があれば、非協力的な兄弟も重い腰を上げやすくなりますし、いざという時の法的・道義的な証拠にもなります。
まとめ
「見えない壁」を意識し、視覚情報を補う工夫をする
電話の声だけで安心せず、親の表情や部屋の様子が見えるビデオ通話を活用しましょう。見えない部分にこそ、認知症や生活崩壊の予兆が隠れています。
デジタル一辺倒ではなく「紙」とのハイブリッドで攻める
親の手元に資料を郵送し、画面は「顔を見るため」だけに使います。アナログな安心感とデジタルの利便性を組み合わせるのが成功への近道です。
アポ取りは「孫」と「相談」をフックにする
「管理」ではなく「相談」のスタンスで。孫の顔を見せることを口実に、親が断りづらい優しい状況を作ってから本題に入りましょう。
役割分担で遠距離の「罪悪感」を「貢献」に変える
近くの兄弟は身体的ケア、遠くのあなたは事務管理。役割を明確に分けることで、家族全員が納得感を持って親の老後に向き合えます。
結論を急がず、定期的な「見守りイベント」にする
一度で全てを決めようとせず、毎月の定例会にしましょう。会話を重ねること自体が親の孤独を防ぎ、最大の親孝行かつ相続対策になります。